2021年8月31日
国会を開かない自民党
自民党内では、岸田氏を牽制した二階幹事長の交代、下村政調会長の総裁選出馬表明とその断念など、総裁選をめぐる動きがやたらと俊敏で話題提供を惜しまない様子です。
一方で、臨時国会召集はしないと正式に野党に伝達。憲法53条は、4分の1の要求があったときは「召集を決定しなければならない」としており、内閣や、ましてや与党に裁量の余地はないのですが、憲法に反する態度を公然ととる。
東京をはじめ、新型コロナの感染がピークアウトしたように見えることからか、一気に政局モードです。しかし、減ったといっても東京で一日に数千人の水準。重症者は全国で最多となり、自宅療養中に亡くなる人が相次ぎ、医療のひっ迫とくらしの困難は昨年の比ではない事態が続いています。
いったいどこを見ているのか。
総選挙は10月5日公示、17日投開票を軸に調整と言われています。このまま臨時国会を開かず、選挙に突入するとも。
無為無策と迷走を重ね、破れかぶれで臨時国会も開けず、選挙で勝てばなんとかなると考えているなら大間違い。総選挙で、必ず政権交代を!