超党派で入管庁のレクチャーを受けました。
2001年、兵庫県姫路市の花田郵便局で黒人2人組による強盗事件が発生。その後、市民の通報でナイジェリア人のジュリアスさん(仮名)が逮捕、起訴、懲役6年の実刑判決となりました。しかし、自首した犯人の1人が共犯者は別にいると供述。冤罪を晴らすための再審請求が最高裁にかかっています。
日本で結婚し、子どもももうけ、逮捕直前には永住権も取得していましたが、1年以上の実刑判決では自動的に在留資格が奪われてしまいます。退去強制令書が発付され、収容、現在は仮放免されていますが、仕事ができず居所も指定されます。
日本人なら、たとえ有罪でも家族が引き裂かれることはありません。服役してなお不利益を負わせてよいのかも疑問なしとは言えません。まして冤罪なら、取り返しのつかない傷を刻むことになります。
冤罪事件は日弁連が支援決定し、国民救援会をはじめ支援団体が支えています。それでも仕事ができず、最高裁が再審請求を棄却すると直ちに国外退去となる可能性があります。なんとか在留特別許可を得ようと奔走。今日はそのために、入管庁と外務省から説明を受けました。
社民党の福島みずほさん、沖縄の風の高良鉄美さん、立憲民主の石川大我さんの秘書も参加され、超党派での取り組みとなりました。
少しでも前進させたい。