参院予算委員会で消費税インボイス制度について質問。
来年10月に導入が計画されるこの制度は、一見わかりにくいのですが増税そのもの。
中小企業やフリーランス、その取引先、そして消費者と、誰かが新たな税負担を負うことになる、事務負担も膨大となり誰も得をしない制度です。
そもそも8%、10%と二つの税率の現状では、インボイスは不可欠ではありません。現に19年10月から2年半、インボイスなしで納税されています。
それでも導入にこだわるのはなぜなのか。
ヨーロッパのように20%台を標準に何段階もの軽減税率を設ける国でこそ、インボイスが有効とされています。
日本もそんな消費増税をめざすのかと質問。岸田首相は「増税についてコメントしていない」といいますが、自民党の税制調査会長は「将来的な消費税増税はかなり有力な選択肢」とすでに発言しています。
増税の伏線のためのインボイスなどもってのほか。
「複数税率の下で不可欠」と岸田首相は繰り返しました。ならば消費税を5%に引き下げれば税率も一律でインボイスは必要ありません。コロナでいたんだくらしと経済を支えるためにも、消費減税をと求めました。
【質問動画はこちら(日本共産党YouTubeチャンネル)】