神宮外苑の再開発計画の現地を原田あきら都議、港区議団のみなさんと調査。近くにお住まいの方に案内いただきながら、銀杏並木から新国立競技場までを歩きました。
神宮球場と秩父宮ラグビー場を交換し、外苑前駅に近い一等地に神宮球場を置き、超高層ビルと高層ホテルを建設。都市計画公園かつ風致地区で高さ制限があるのを避けるため、一部は公園敷地から切り離し、容積率は公園上空の分を民間企業に買い取らせて190mもの超高層ビルまで可能にするというめちゃくちゃな計画です。
銀杏並木は紅葉の時期など多くの人が訪れるスポットですが、西側に神宮球場のアルプススタンドがそびえ立つことになり、日照にも影響が生じます。さらに、神宮外苑が設置された当時からの樹齢100年に及ぶ銀杏をはじめ、全体で1000本もの樹木が伐採される計画。東京都は、芝生を植えるなど全体では緑は減らないといいますが、その計算根拠も曖昧だとのこと。
歴史ある神宮外苑を、樹木も景観も、多くの人が使えるスポーツ施設も壊し、商業目的優先の場に変えてしまってよいのか。
東京都の都市計画審議会は通ったものの、まだまだ声を上げなければと思います。