日航ジャンボ機墜落事故から37年。私はリアルタイムでの記憶はありませんが、小さい頃から毎年この日は特別な思いで迎えます。

一昨年のこの日は、御巣鷹の尾根を慰霊で訪ねました。
お盆の暑さは当時も同じだったでしょう。墜落現場の御巣鷹山は群馬側の上野村からもかなりの道のりで、道が整備されていなかった当時、捜索が難航したこともうなづける山深さです。尾根から谷にかけて墓碑が広範囲にちらばって建てられていました。事故の衝撃はそれだけ大きい。

「御巣鷹を忘れるな」と掲げた労働者が、空の安全のためにとたたかってきました。私は、学生やロースクール生の当時、労働組合のみなさんからお話をうかがい、たたかう労働者の力になりたいと思い弁護士としての仕事にも臨んできました。国会での初質問もこの問題でした。

改めて思い起こさせる、8月12日です。