2022年8月25日
リニア工事でのシールドマシン故障についてJR東海から説明を受けました
大深度地下を掘り進めるリニア中央新幹線の工事でシールドマシンが故障、掘進開始から50mで停止し半年が経ちます。
JR東海は8月9日、HPで概要を明らかにしましたが、国会で説明を求めても来ようとしません。ならばということで、品川にある事務所を訪れ説明を受けることにしました。3〜4人しか入れないといい、それなら会議室をとるから来てほしいとも提案しましたが、頑として譲らず。
シールドマシンに添加剤を注入しながら掘り進めたところ、今年2月に掘進効率が低下。それでも動かしていましたが、点検したところ故障が発覚、添加剤が必要量に足りず、目詰まりを起こしていたといいます。
故障にいつ気づいたのか。それすら答えません。目詰まりは「よくあること」と言っていましたので、おそらく2月に効率が落ちた時点で大まかなことはわかっていたのではないか。
しかし明らかにすることはなく、私たちが5月に国交省に説明を求めた際にも「丁寧に慎重に進めている」としか回答はしていませんでした。
添加剤のミスは外環道・調布の陥没事故とも共通する問題であり、場合によっては地表に影響を生じ得ます。この先、JR東海の敷地外の住宅街を掘り進めようとしています。住民への説明もせず危険な工事を勝手に進めることは許されません。
JR東海の事務所での撮影は認められませんでしたので、写真は事務所へ向かう途中、工事中の高輪ゲートウェイ駅周辺で。