2022年8月26日
羽田空港新ルート 国交省の説明を受けました
25日、羽田空港新ルートをめぐり国交省の説明を受けました。関係地域で運動するみなさんや吉良よし子さん、都議団をはじめ関係自治体の議員など多数とともに出席。
2020年3月に始まった新ルートは都心上空を低空で飛び、騒音や落下物の危険など懸念の声が続いています。
住民の声は地方議会で無視できないものとなり、意見書や決議があげられる区も。そうしたなか国会では、公明党議員の質問に対する公明党の大臣の答弁で「固定化回避の検討会を設置する」ことが表明されるに至りました。20年6月のことです。ところがこの検討会、いまの滑走路運用や発着回数は変えないことを前提とするといい、羽田空港の従来の運用=「海から入って海に出る」に戻すわけではなく、はじめから疑念が向けられてきました。
今月開かれた5回目の検討会では、固定化回避の新たな方法でシミュレーションを行い、羽田で導入可能と判断したといいます。当然、どのようなルートで滑走路に向かうのか、特定の経路でシミュレーションを行っていますが、それを明らかにしない。
参加者はこもごも、検証に使ったルートを明らかにするよう求めましたが、「いま明らかにすることは考えていない」の一点張り。明らかにすればそのルート下となる地域から反対の声が上がるのを恐れているのか。
ルートを明らかにするのは来年後半以降だといい、「固定化回避」は名ばかりです。
コロナで減便が続き必要もない新ルート、直ちにやめるべきです。引き続き取り組みたい。