2022年10月3日
臨時国会がようやく始まりました
臨時国会がようやく始まりました。政府はこの国会を、野党が8月半ばに憲法53条に基づき召集を要求したので召集するのだとしています。ならばその求めに応じ、コロナ対応、物価高騰、国葬、統一協会など十分な審議時間を確保するべきです。
今日は午後から衆参本会議で岸田首相の所信表明演説。30分あまりの演説でしたが抽象的で表面的な言葉が続き、具体的な話が少ない。与党席は時折気合いを入れた拍手をしていましたが、熱も入らず中身も伝わらないなかで拍手の大きさに違和感を覚えるほど。
国葬について「国民のみなさまからいただいた様々な御意見を重く受け止め、今後に活かしてまいります」
統一協会について「国民のみなさまの声を正面から受け止め、説明責任を果たしながら、信頼回復のために、各般のとりくみを進めてまいります」
そして、「国民のみなさまからの厳しい声にも、真摯に、謙虚に、丁寧に向き合っていく」「『厳しい意見を聞く』姿勢にこそ、政治家岸田文雄の原点があるとの初心を改めて肝に銘じながら…」と続きました。何を「受け止め」ているのか、なにを「活かし」「進めて」いくのか、「厳しい意見を聞く」姿勢といっても、結局聞き流すだけではないのか、なんだか空虚な言葉が続く演説でした。
本会議の代表質問は明後日5日から。その後は予算委員会となるはずですが、来週は財務大臣がG20に出張。「こんな予定なら普通は召集を遅らせるはず」と国会職員からも聞くほどに、ぐだぐだな政府・与党です。徹底追及の国会にしたい。