2022年11月10日
外交防衛委員会で質問
外交防衛委員会で質問。
8日の委員会での私の質問に対する答弁に間違いがあり、その修正の説明と、これを受けた10分の質問、その後、元々予定されていた法案審議の質問となりました。
オスプレイのクラッチ不具合を防衛省が把握したのはいつなのかーー8日の答弁は、2010年に把握した、というものでした。ならば2012年の普天間配備時点で把握していたことになります。ところがその後、「間違いだった」として会見で答弁を修正。国会の委員会に対する答弁であり事実関係の重大な誤りならしかるべき対応をと求め、今日の別枠での質疑となりました。
防衛省が実際に情報を得たのは2016年だといいます(ただし、「初めて知ったのはいつか」と尋ねたのに対して2016年が「初めて」とは言いませんでした)。その時点で沖縄県や宜野湾市へは情報提供せず。制御不能で墜落に至りかねない事象を把握しながら隠していたことは変わりません。安全だと強弁する姿勢は無責任です。
本来予定していた質疑では、岸田政権が進める敵基地攻撃能力保有を批判。
従来政府は、敵基地攻撃能力は「法理的には憲法の範囲内」としつつ、その保有は「憲法の趣旨とするところではない」としてきました。この後段を意図的に省いて説明することが多いのですが、後段こそ重要です。この答弁を維持するのかと大臣に尋ねましたが、繰り返し尋ねても維持すると明言せず。むしろ「差異が出るのは当然」「われわれがそれを破ってまでするかは検討中」などと、憲法からの逸脱をねらう意図がありありとうかがえる答弁でした。このまま進めさせるわけにはいきません。