葉梨法相が辞任しました。

今朝国会では、葉梨氏も岸田首相も続投を前提に答弁しており、事実上の更迭表明はその数時間後のこと。国会で、「発言は慎重に」などと述べていたのはなんだったのか。本会議で答弁のために登壇した葉梨氏に、自民党議員が恥ずかしげもなく拍手を送っていたのはなんだったのか。

岸田首相は更迭の理由を、「軽率な発言で信頼を損ねた」「重要施策の審議に遅滞が生じる」といいます。しかしそれは、政権にとっての都合でしかありません。

人権保障に重い責任を負う法務大臣が軽々に死刑を語る。死刑廃止が国際的に求められるなか、いかなる理由であれ国家が個人の命を奪うという人権侵害をウケ狙いのネタにするーー「法務大臣の資格なし」が最大の問題であり、岸田首相の任命責任も当然問われます。