2022年12月19日
安保3文書の改定 政府の説明
安保3文書の改定について、議員団で政府の説明を受けました。ごまかしだらけです。
「わが国への侵攻に備える」とあります。ではどの国が侵攻してくるというのか。聞いても中国や北朝鮮がいまその危険があるとは言いません。5年以内に侵攻される懸念があるというなら、そうさせない対応こそ必要なはず。
「軍事大国にならない」とあります。世界3位の軍事費を投じようというのに、「軍事大国でない」と言えるのか。「他国に脅威を与えるような軍事大国にならないという意味だ」といいますが、意味不明でした。
「日米の基本的な役割分担は変わらない」とあります。では盾と矛の関係はどうなのか。「それは役割分担であり変わる。基本的な役割分担は変わらない」ーー言葉遊びか。
こうして論理破綻をいくつも抱えながら、敵基地攻撃能力の保有に突き進むといいます。
トマホークの購入について「日米で認識が一致し、合意した」というので、いつから交渉し、いつ合意したのか尋ねました。答えず。慌てて「個別のことは明かせない」
単価がいくらかも明かせないといいます。
秘密裏に、アメリカの言い値で爆買いを進めるというのでしょうか。これ以上進めるのは、あまりにも危険で無謀です。
写真は、19日行動の議員会館前で。