2023年2月7日
沖縄・宮古島を訪問しました
沖縄・宮古島を訪問しました。
2019年、陸上自衛隊のミサイル部隊が配備され、弾薬庫まで建設。安保3文書改定で敵基地攻撃能力の保有に突き進めば、長射程ミサイルの配備も心配されます。
またこの間、県営下地島空港の軍事利用問題も表面化。返還前の琉球政府の時代から、日本政府との間で民間機の利用に限るとしてきたものですが、米軍が訓練での使用を打診し、自衛隊が使えるようにしようとする動きも。
沖縄戦当時も陸軍や海軍の基地があり、少なくとも17箇所の慰安所があったことがわかっているといいます。その歴史を刻む碑のすぐ近くに、航空自衛隊のレーダーが建ち並び、陸上自衛隊の新たな基地がつくられました。戦後は米軍が使用していた地域でもあります。
日本軍、米軍、自衛隊…常に住民は蔑ろにされてきました。
「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」のみなさんと懇談も。
「住民に説明なく自衛隊配備が進められ要塞化している」「母は戦争中、台湾に疎開し1歳と2歳の子どもを亡くして帰ってきた。また沖縄を戦争に巻き込むのか」という強い憤りをうかがいます。
3000mの滑走路をもつ下地島空港を軍事転用し、ミサイルや弾薬の配備を進めれば、それゆえに標的となっていくでしょう。軍事に軍事で対抗する道は、結局そこに住む人を無視していく。そのことを強く感じました。
青空の下、息を呑むような美しい海でした。