2023年2月14日
予算委員会の委員派遣2日目
予算委員会の委員派遣2日目。朝から雪が舞い、午前中は本降りに。
はじめにうかがったShare金沢は、元国立病院の敷地を活用した施設。敷地内に高齢者向け住宅や学生用住宅、障害者施設のほか、温泉やレストランなど様々な施設が入り、「ごちゃまぜ」で人が集う場に。学童も併設され、近所の子どもたちが宿題をしに寄ることもあると聞きました。
周辺に新たに住みたいという人もいて、まちづくりの先進例として注目されています。
その後は河北郡内灘町のサンケイブリードーで酪農の現状をうかがいました。牛舎にも入らせていただき、牛を間近に。
コロナで消費量が減るなか飼料も肥料も燃料も値上がりし、苦境に立たされています。
意見交換で政府の支援のあり方について尋ねると、「牛乳が水以下の価格で捨てざるを得ない。一方でカレントアクセスで13.7万トンの輸入を続けている。これはおかしいのではないか」。低能力牛を一頭淘汰すれば15万円の補助金が出る補正予算での制度は「ここで言ってはいけないかも知らないが、よく理解できない」と。バター不足の頃、増産を求められ増やしてきた牛を殺してしまえば、育てるには3年かかるといいます。農政に振り回されることへの怒りを語られたのが印象的でした。
参議院の予算審議では、衆議院と異なり地方公聴会がなく、今回の派遣はその代わりという位置付けです。今後の審議に活かしていきたい。