2023年3月7日
民主主義が、問われています
6日の予算委員会でNHK党の浜田議員が「共産党の非合法化も選択肢」などと発言。質疑中、与野党の筆頭理事が協議し、委員長が2度にわたり注意する場面がありました。
対政府質疑は政府の認識をただす場であり、野党攻撃は反論権がないため悪質な印象操作となりかねません。
しかも浜田氏の発言は、事実に反する内容に基づく誹謗中傷でした。
私からは、「『欧米では共産党は非合法』というが事実でない。ドイツにもフランスにも共産党はあり、アメリカでも活動している。だいたい各国で異なる共産党を一まとめにし、『暴力革命をめざす』などとするのは乱暴」
「『綱領から暴力革命という言葉は消えたと承知しているが…』との発言もあったが、元々暴力革命という言葉はなく事実でない」
と2点を指摘し、謝罪と撤回を求めました。
浜田氏は理事懇で、「反論権がないというが共産党も公安調査庁などに質問すればよい」「『暴力革命をめざす党』が非合法化されているという趣旨であり、ある程度そうだ」「綱領については確認したい」といい、確認せず発言していたことが明らかに。
さらに、「暴力革命をめざす党がわが国にあることは国防上の問題。(自分に)説明責任があるのでその趣旨で今後も質問したい。そのためにも予算委員会に議席があることは大事。今後ガーシー議員が除名され予算委員会の議席がなくなることがないよう配慮されたい」などと発言。
ほとほと呆れます。
協議は継続となり、理事会として浜田氏には「確認」を求めることになりました。
同じ理事懇談会では、「政治的公平」をめぐる放送法の解釈変更についての文書問題が議論に。そして「共産党非合法化」のNHK党、ガーシー氏は明日の陳謝の本会議も欠席の意向といいます。
民主主義が、問われています。
写真は昨日の予算委員会、浜田氏の発言中にNHKカメラが私と岩渕さんが座る席を写していました。