山添 拓 参議院議員 日本共産党

ブログ

2023年7月29日

石垣島の産業の現状や課題

石垣島では農協と漁協にもうかがい、島の産業の現状や課題についても話を聞きました。

石垣牛が有名ですが、低くても1頭60〜70万円だった元牛の価格が30万円台まで下落。コロナ禍で外食需要が減り、海外産の牛など余剰がある影響といいます。やはり特産のパインは新たな品種など努力が重ねられていますが、肥料代が上がっているといいます。今年は雨が少なく収穫の遅れも。

ただ、これらは近年、後継者や新たに参入する人があり、生産者として減っていないとも聞きました。これに対して米は続けていけず耕作放棄地が増加。かつてはほとんどが二期作だったそうですがいまは10分の1に。三期作も話題になるような土地なのですが…

輸送費の補助が減らされていることもうかがいました。後継者に引き継ぐ魅力ある畜産・農家のために、続けられる希望をもてる支援が必要です。

漁協では、クロマグロの漁獲量制限で一番いい時期のマグロがあげられなかったこと、竹富島と小浜島の間など、もずくの養殖が盛んなこと、塩害がひどい施設の老朽化などうかがいました。

政府は尖閣諸島での中国漁船の対応を理由に監視を強めていますが、中国漁船とのトラブルは起きていないといいます。むしろ日台漁業協定で日本が譲歩した「三角水域」などで台湾漁船とのトラブルが多発。「三角水域を返してほしい」の声が切実なものとうかがいました。

ふりまかれている「中国脅威」論は、現場では事実と異なる実態があります。政府がやるべきは危機をあおることではない。

自衛隊基地の反対でもがんばる具志堅さんと昼食で入った食堂でばったりお会いし、「FB友だちだよ」とお声がけいただきました。

ご自宅前の無人販売所でパインを購入。1個200円!収穫が少しずれ込んでちょうどいいタイミングでした。

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