2023年8月21日
福島第一原発の汚染水海洋放出について
岸田首相が福島第一原発の汚染水海洋放出について、 22日にも関係閣僚会議を開き、24日以降できるだけ早く放出を始める方向で調整に入ったといいます。
政府と東電が原発事故の責任をまともにとろうともせず、新たな問題をもたらそうとするのは言語道断です。
全漁連会長との面会で「全責任を持って対応する」と述べた岸田首相。政府の説明が不十分との世論が7割に上るなか、空虚に響く。事故の収束すらメドが立たないなか、よく言えたものだと思います。
だいたい岸田首相はなぜ、福島第一原発の視察や全漁連との面会を訪米中に表明したのか。まるで米国のお墨付きの下で動いているよう。
「漁業者、国民の理解を得られない処理水の放出に反対であることは、いささかも変わりない」と全漁連会長。
理解が得られたとは到底言えない以上、海洋放出の強行は許されない。