2023年8月24日
汚染水の海洋放出を強行
国と東電が汚染水の海洋放出を強行しました。約束した「関係者の理解」とはほど遠い現状を置き去りに、放出ありきで突き進んだことは到底許されません。断固抗議の声を上げました。
岸田首相は「全責任を持って対応する」といいます。責任をもつべき約束を破っておきながら、どの口が言うのか。だいたいこれまで原発事故に関して、責任を果たしたためしなどありません。
今日は午前中、外務省から日米韓首脳会談について説明を受けました。キャンプ・デービッドでは、日米韓のほかに日米、日韓の2国間会談も行われています。
ところが、海洋放出に言及したのは日米会談のみ。水産物の輸入など関係が強い韓国と話題にしなかったのはなぜかと聞くと、「時間が短かったから」と外務省。
日米で確認したのは、米側の海洋放出への「理解」に対する日本側の「感謝」、そして「偽情報の拡散防止のための協力」といいます。海洋放出に反対するのは日本政府の立場と違うから「偽情報」だとでもいうのでしょうか。都合の悪い情報だと認めれば、「拡散防止」のためになにをするというのか。
岸田首相は、この訪米中に福島第一原発の視察と全漁連との懇談を表明しました。まるでアメリカのお墨付きを得たので気兼ねなく海洋放出に進むと言わんばかりです。
こんな政治は、変えるしかない。