議員団の「芸能分野での性虐待問題等についてのＰＴ」で、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のヒアリングを行いました。

3時間にわたり３人の方からかなり具体的にうかがいました。いずれも想像を絶する被害です。

憧れのジャニーズ事務所に入り、レッスンを受け、スターとふれあうなど刺激を受けた初日の夜から、性被害を受けたといいます。ジャニー氏の自宅、かつては「合宿所」で、宿泊した日は必ず被害に遭った、寝室にいた全員が次々に被害に遭ったという証言。「ジャニーズ事務所に行けることを手放したくない、その場に居続けたい、（被害を）受け入れれば光がある」という思いを、「感覚が麻痺していた」と証言。「一番言えない相手が親」と涙ながらの話も。そしてこれらが、数十年にわたって続いてきたことは衝撃的というほかありません。

会見でジャニーズ事務所の代表者らは「うわさには聞いていた」と述べていますが、それは「あり得ない」、自身が被害に遭っていてもいなくても、「みんな知っている」、「うそをつくなら発言しないでほしい」という意見にも胸が痛くなりました。

いまでも心身に傷を負い、夢に見ることもあるという方も。ネット上などでの誹謗中傷もひどいといいます。「補償するというが、補償とはなにか。中学、高校時代に戻してくれるならなにもいらないが、この被害は」ーー悲痛な問いかけです。

政治も向き合うことが必要です。