「服従しないフランス」のエルシリア・スデ議員が来日し、国会内で懇談しました。9月にパリで会って以来の再会です。今日は吉良よし子さん、米倉春奈さんと。4人とも同世代で話が弾みました。

女性議員へのバッシングがフランスでも激しいといいます。とりわけ野党で女性、マイノリティへは厳しく、「女性だからといって女性の味方とは限らない」とも。

議員になる前は教員だったエルシリアさんから、教育についてもいろいろ聞くことができました。フランスでは小学校低学年が25人学級、高学年や中学校は30人、高校は40人。しかし先生以外の学校職員が減らされ、先生が多忙で精神疾患になる例が多いといいます。そこへ保守勢力が日本を見習えと言い出しているそうで（「日本は40人学級なのに学力がある…」）、フランスも一筋縄ではいかない反動があるのだと感じました。

イスラエル・ガザ紛争も議論に。パレスチナ支持のデモが取り締まりの対象となったフランス。テロリストとみなして拘束する例が相次ぎ、エルシリアさんたちも現場に駆けつけ、拘束された被疑者と面会も行っているそうです。イスラエルを批判することは反ユダヤと見られ、歴史問題とも結びついて圧力がかけられるそうです。

話は多岐にわたり、国は違っても同じ問題状況があることを実感。充実した懇談ができました。