2023年11月21日
調布市の外環道工事現場へ
調布市の外環道工事現場へ。陥没事故から3年、現地では地盤補修の工事が始まり、多くの住民が立ち退きを余儀なくされ、そのなかで新たな問題も生じています。
工事がストップして3年以上が経つなか、ルート近くに新たに生じた陥没を事業者がこっそり埋め戻していました。野川サイクリング道路はトンネル直上ではなく、NEXCOがなぜ秘密裏に、しかし自ら補修したのか。トンネル工事との関連を自覚しているからこその対応と疑われてなりません。
地盤補修工事が進められている現場近くの作業ヤードにも、これまでなかった窪みがはっきり見えました。元々地盤の弱い地域の地下に大きな構造物をつくったために、周辺にも影響が生じている可能性があります。
住民のみなさんとの懇談では、補償の対象が地権者とされたため親族内に亀裂が生まれていること、健康被害への補償が拒まれていること、工事再開をねらう様々な画策が行われていることなど実状が出されました。
補修工事の安全性、被害者への補償、そしてそれらの情報開示など、改めて問われます。国会でも引き続き取り組みたいと思います。