2024年2月5日
参院予算委の委員派遣で沖縄に
参議院予算委員会の委員派遣で沖縄に来ています。
南岸低気圧で不安定な天候のなか沖縄に到着し、那覇市、宜野湾市、うるま市で物流、IT産業、子育て支援などの関係施設を訪問しました。
宜野湾市では、返還された米軍敷地跡に琉球大学病院と医学部を移設建設中の様子をうかがいました。元はキャンプ瑞慶覧・西普天間の米軍住宅。
1996のSACO合意で返還が決まったうちの一部(51ha)で、2015年に返還、建物などの除却を経て2018年に引渡し、開院・開学は来年の予定です。
149棟の隊舎が建っていた場所で、防衛局が3年かけて撤去。その際、80発の不発弾が出てきたといいます。
地主200名と協議し、跡地利用のあり方を協議。従来、返還地は商業利用が多かったですが、ここでは沖縄の医療レベル向上をかかげ、高度救急救命や離島のためのヘリポートを備え、災害にも対応できるよう医療体制を整えることに。
SACO合意から返還まで20年、来年の開院・開学までと考えると実に30年。それでも大きな前進です。
宜野湾市の面積の24%、街の中心部に普天間基地が居座り続けることが、どれだけ地域の経済を阻害していることか!辺野古新基地建設は政府の試算でもあと12年。一刻も早く、無条件撤去に踏み出すべきです。