2024年2月19日
参院外防委の委員派遣で長崎県に
参議院外交防衛委員会の委員派遣で長崎県に来ています。
気温は高いものの午前中は暴風雨に見舞われました。
最初は長崎大学でJICAが支援する感染症研究について。戦争中の1942年、侵略先の中国大陸などで未知の感染症に遭遇したことから東亜風土病研究所としてスタート。戦後も風土病研究が続けられましたが国内から根絶したため1967年に熱帯医学研究所に。長崎大学では、原爆後障害医療研究所とともに特徴となっています。
新たにBSL-4というエボラや天然痘など最も危険度の高い病原体を扱う研究施設がつくられましたが、周辺住民から懸念の声も上げられ、本格的な稼働には至っていません。
午後は佐世保に移動。雨は上がり、海自の佐世保基地と陸自の崎辺分屯地を訪れました。
「南西シフト」で自衛隊の強化が急速に進められ、崎辺には水陸機動団が配備されています。真新しい建屋には「戦闘上陸大隊」と物々しい部隊名が。
水陸両用車は海兵隊とともに島嶼奪回作戦を行うためと説明されますが、地上戦を想定するということは犠牲を前提とするのにほかなりません。そこに住む人がどうなるかの想定はなく、あたかも領土の問題だけであるかに聞こえます。
軍事的抑止力といいつつ、兵力を集中すれば相手にとっては最も優先すべき標的となります。無謀で危険な道に進むべきではありません。